なぜ、行政書士なのか

行政書士は面白いほど受かる資格?

水商売の世界から上がろうと決意したものの、不況の今、三流大学出の誇れる学歴も経験もないアラサー男子を雇う奇特な企業が簡単には見つかるわけがありません。
となれば「独立!?」と、考えてはみたものの、どんな職種で独立してよいのか皆目検討がつかず、マッハの速度で却下。しかし、独立開業が持つ〝一国一城の主〟という魅力的な響きは、それ以降、つねに頭の片隅に残っていたのです。

キャバクラ勤めを続けながら、転職先を探すこと数週間。ふと立ち寄った書店で目に飛び込んできたのが「行政書士に面白いほど受かる本」という一冊。
私、法律はド素人ながら行政書士という職業は知っていました。というのも、私が勤めていた会社がキャバクラやバーなどを営む関係上、開店時に役所へと提出する営業許可申請書の作成をお店の客でもある行政書士さんに頼んでいて、私も面識があったのです。

もちろん、行政書士は国家試験に受からなければ名乗れないことも知っています。だからこそ〝面白いほど受かる〟という表現に違和感を持ちつつも強く興味を持ち、手に取ったのです。そう「『面白いほど受かる』って、まさか俺でも!?」と……。

オレ、行政書士になる!

本を読み進めると、そこには各勉強環境のメリットとデメリットをはじめテキストの選び方など、最短合格を目指す具体的なアドバイスが満載でした。しかも、出題範囲を満遍なく勉強する必要はなく〝捨てる科目〟もあるということ。また、効率よく勉強すれば、合格基準の60%を満たすことも決して難しくはないという事実。
そして、何より受験資格に年齢や学歴も必要ないことなどが、心の中の期待感を徐々に膨らませていったのです。

決断を後押ししたのが、開業後の営業先の心当たりでした(コレ、実は重要!)。私が勤めていたキャバクラには小さな企業の社長さんが多く通っており、その業種は、飲食業に中古車販売、土建屋さんなど様々です。そして、ネットなどで調べてみると、大半の業務に必要な申請作業が行政書士の手掛ける分野と重なっているではありませんか!
かくしてその夜、私は「オレ、行政書士になる!」と、試験の合格はおろか勉強すら初めていないのに、行政書士で独立開業することを決めたのでした。

→行政書士の年収裏話1